日本理化学工業で、重度の障害者が、いきいきと働く姿を目のあたりにした私は大山さんの教えや、尊敬する義父の作った、思いやりのある社風や、イズムを元にこの経営方針を作りました。
人はみんな幸せになるために生まれてきた。幸せにとって大切なことは
人に愛されること、
人にほめられること、
人の役に立つこと、
人から必要とされること
幸せは仕事によって得られる。
戸田商行で働くひと達が、自己の実現や夢に向かってイキイキと働くこと。丁寧なコミュニケーションを取りながら共に育ち、学び、物心両面の豊かさの実現を追求し、笑顔があふれる会社を目差す。お互いの多様性を認め合い、尊重し、常に感謝の心を忘れず、思いやりの心を持つ、戸田商行に関わる全ての人が幸せを感じる会社にしたい
あなたは将来何になりたいですか?と子供に質問したとします。
「病に苦しんでいる人を助けるために、将来はお医者さんになりたいです」
これは、本質を捉えた答えだと思います。
諸説ありますが、働くの語源は、はたをらくにするといわれています。はたとは、他者のことで、人を楽にしてあげるという意味だったそうです。また働くという漢字は、人と、動くが組み合わさっており、人のために動くことが、働くという漢字になったという説もあります。
お金のためや、自分のためではなく、人のために一生懸命働くと、やがてほめられ、人の役にたち、必要とされ、そして愛される。
それが幸せである。
企業を経営するためには、利益は絶対的条件です。
利益がなければ、企業を存続することができまません。
ただし、利益を最優先にすれば、社員には過度な負担がかかりがちとなり、長期的に見れば成長を削いでしまうことになりかねず、働く幸せを大切にし、職場の結束を高めることで、発展する力を身につけていけるのではないか、と考えています。
幸い、当社の社員は、障害のある社員のいる職場に入社してくれた、元来が包容力や思いやりのある社員ばかりです。
みんなで明るく、少しづつですが、理念に向かって進んでいます。
人のために働く。
きれいごとのように聞こえるかもしれませんが、心の底から実現できたら、人の生き様としてもかっこいいよな〜と思います。
愛ある理念の実現に向かって、精進せねば!
完