ウッドコレクション2026に、高知県木材協会の一員として参加してきました。
全国から木材に関わる企業や団体が集まるこの展示会は、毎回、木の可能性や広がりを実感する場です。今回も会場を歩きながら、「こんな表現の仕方があるのか」と、学びの多い時間となりました。
中でも印象的だったのが、東京都が主催する「アナトリウム」での展示です。
全国各地の特徴的な木材加工品が紹介されており、それぞれの地域の森林資源の活かし方や工夫が伝わってきました。

単に製品を並べるのではなく、日本の森林の現状や課題、そして未来に向けた取り組みが分かりやすく表現されており、とても丁寧に作り込まれた展示でした。思わず足を止めて、じっくりと見入ってしまいました。

私たち戸田商行も、日々木を扱う仕事をしていますが、こうして全体像を俯瞰して見ることで、「自分たちはこの流れの中のどこにいるのか」「どんな役割を果たしているのか」を改めて考えるきっかけになります。

また、展示会期間中は、本当に多くのお客様にお立ち寄りいただきました。
もくめんという素材を初めてご覧になる方には、その軽さや柔らかさ、そして木の香りに驚かれる場面も多く、実際に手に取っていただきながらご説明することで、少しずつ理解していただける手応えを感じました。
MICILのオイルについても、「杉のオイルは初めての体験です」「文旦そのままですね森の香りがそのままですね」といったお声をいただき、私たちが大切にしている価値をしっかりとお届けする機会も頂きました。
さらにありがたかったのは、既存のお客様が会場に足を運んでくださったことです。
直接お会いしてお話しできる機会は多くありませんので、こうした場で再会できることは、大きな励みになりました。

そして、出展者同士の交流もまた、展示会の大きな魅力の一つです。
同じ木材に関わる企業であっても、取り組み方や視点はさまざまであり、その違いに触れることで新たな気づきが生まれます。

自社の立ち位置を見つめ直す機会であると同時に、「まだまだできることがある」と感じさせられる時間でもありました。
展示会は、準備にも時間と労力がかかり、決して小さくない費用も伴いますが、実際に人と人が向き合い、その場で感じたことや言葉を交わすことでしか得られない価値があります。
それらはすべて、現場に立ってこそ見えてくるものだと感じています。
今回の出展を通して改めて感じたのは、展示会には「たくさんの価値がある」ということです。
出会い、気づき、再確認、そして次へのヒント。
その一つひとつを大切に持ち帰り、これからの取り組みにしっかりとつなげていきたいと思います。
