「キャリアと香りで考える 私らしい働き方」
戸田商行が手掛ける初めてのイベントを、先日初めて開催しました。
終わってみて、私の中に一番残っているのは、参加してくださった皆さんの笑顔です。
講演を聞きながら、うんうんとうなずく人。
香りを選びながら、ふっと笑顔になる人。
帰り際、来た時よりも少し表情がやわらかくなっている人。
その笑顔を見て私は心が温かくなりました。
私がこのイベントを開いたわけは。
昨年2月、「高知ものつくりLABO」という高知県域初の女性ものつくり集団が発足されました。
約4年前の出発からこの団体に関わり、会長として活動をしています。
私達は、発足後すぐに高知県知事に向けて、高知の女性活躍を応援する「アクション宣言」を行いました。
仕事、家庭、子育て、介護。
女性達は、本当にいろんな役割を、同時に抱えて生きています。
毎日をこなすだけで精一杯で、「このままでいいのかな」「これから、どう働いていきたいんだろう」と、自分に聞いてあげる時間すら、後回しになりがちです。
そんな女性達に向け、高知県が主催する女性活躍推進のイベントに登壇したり、LABOのメンバーが主催するイベントに参加したり。
女性達と交流するなか、イベントのあと、少なからずも参加者の気持ちに変化が起きていることに気が付きました。
オーディエンスとしての女性達は、真面目で優秀。
短い時間のなかでも、イベントから何かを持ち帰ろうという貪欲さがあります。
私自身が人生の中で出会って、支えられてきたものを、おすそ分けしたい。
そこで、思い付いたのが「キャリアと香りで考える私らしい働き方」のイベントです。
ご登壇頂いたのは、近畿大学経営学部教授の西尾久美子先生。

西尾久美子教授と出会ったのは、2017年のことです。
当時、京都女子大学で教鞭をとっていた西尾先生の授業に特別講師として呼んで頂きました。
当時の私は、駆け出しの経営者で、やることなすこと空回り。本当に経営などやっていけるのだろうか。
そんな風に自信をなくしかけていたタイミングでした。
西尾先生は、ご自身も30歳代に入って大学生となり大学教授になった根性の人。
そんな先生が、はんなりとした優しさの中に芯のある言葉で、私に向き合ってくださいました。
知的で、チャーミングで、しなやかで。自分の人生を自分で選び取って、自分らしく歩んでいらっしゃる姿に、私はすっかり影響を受けます。
「私も、あんなふうに人生を歩みたい」
そう思わせてくれる方に出会えたことは、私にとって大きな財産です。
西尾先生を高知にお招きして、キャリアのお話をしていただき、大切な人たちに会っていただきたい。
その想いが実りました。
もう一つ、どうしても届けたかったのが、天然精油の香りです。
心がざわざわする時。
頭の中がいっぱいいっぱいになった時。
頑張りすぎて、自分の気持ちがよく分からなくなった時。
天然精油の香りは、私をそっと整えてくれました。
問題そのものを解決してくれるわけではないのですが、ふっと深呼吸させてくれて、自分を取り戻すきっかけをくれる。
精油は私にとっては、そんな存在です。
その感覚を皆さんにも味わってほしくて、尾﨑愛理さんに香りのワークショップをお願いしました。
高知の桧、杉、文旦。自然の香りに包まれながら自分だけの香りを選ぶ時間、会場全体が、なんだかふわっと穏やかな空気に包まれていたように感じます。

最後のクロストークでは、お客様からのご質問に西尾先生と尾﨑さんにご回答頂き、盛況の内に閉会となりました。

たくさんのお客様をお呼びして開催するイベントは初めて。
本当に人は来てくれるんだろうか。
喜んでもらえるんだろうか。
無事に終えられるんだろうか。
そんな不安を抱えながら準備を進めてきたのですが、当日はなんと100名もの方にお越しいただき、会場は満席になりました。
終わったあと、皆さんの穏やかな表情を見て、「ああ、開催してよかった」と、心の底から思いました。
普段は、もくめんづくりや発送業務を担当している社員たちも、慣れないイベント運営に力を貸してくれました。
それぞれが自分にできることを見つけて、最後まで笑顔で支えてくれたことには、感謝しかありません。
「今日は来てよかったです」
イベントの後、何人もの方からそう声をかけていただきました。私にとっては、それが何よりのプレゼントでした。
「みなさんの笑顔が見たい」
そう思って始めたイベントでしたが、気づけば、私の方が皆さんの笑顔に励まされ、たくさんの元気をもらっていました。
ご登壇くださった西尾久美子先生、尾﨑愛理さん、ご協力くださった皆さま、そして暑い中、会場まで足を運んでくださった皆さま。
本当に、ありがとうございました。
有限会社戸田商行
代表取締役
戸田実知子
